今日は
「ビジネス寓話シーリズ」
をお送りいたします。
 
 
今日のお話は
「トム・ソーヤの冒険」
からです。
 
 
どんな教訓があるのでしょうか?
 
 
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トム・ソーヤの冒険で
「ペンキ塗り」
のお話があります。
 
 
いたずらの罰としてトムは土曜日の朝なのに
「ペンキ塗りを」
させられるはめになりました。
 
 
そんなトムをからかいに
「友だち」
が何人かやってきました。
 
 
トムは
「アイデア」
を思いつきます。
 
 
ペンキ塗りをさも
「楽しそうに」
やり始めたのです。
 
 
それを見ていた友だちは、ペンキ塗りをしたくなります。
 
 
「ぼくにもちょっと塗らせてよ」
と頼む友だちに
 
 
「だめだめ、こんな楽しいことは任せられないね」
とトムはそっけなく断ります。
 
 
どうしてもペンキ塗りがしたくなった友だちは
「リンゴ」
「凧」
といった贈り物をトムに渡して嬉しそうに嬉々としてペンキ塗りをします。
 
 
トムはまんまと
「宝物」
を手に入れました。
 
 
おまけにみんながペンキを塗るのを寝そべって眺めていました
 
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トムは
「マイナスの事態をプラスに変化」
させました。
 
 
「トムの頭の回転」
「トムの狡猾さ」
という点に目が行くかもしれません。
 
 
ただ見方を変えれば
「悪い状況でもポジティブに変化させる」
というのはすごい才能でもあります。
 
 
「嫌なことを嫌な気持ち」
で取り組んでいたら一向に成果は上がりません。
 
 
「上手くいかない状況」
があったとして、
 
 
それを
「次の成功のチャンス」
と捉えることができればプラスの状況に一変します。
 
 
またこの話には
「行動科学」
のメカニズムが詰まっています。
 
 
トムにとって
「塀のペンキ塗」
は罰ですし面倒な雑用です。
 
 
もし友達に最初に
「面倒なこと」
として捉えられてしまったら、この結末はないでしょう。
 
 
手伝ってもらうとすれば
「報酬を払って手伝ってもらう」
ことになります。
 
 
しかし最初に
「楽しいこと」
と情報を与えたことで
 
 
「報酬をもらった上に、代わりに作業をしてもらえる」
という結果を導き出しました。
 
 
これは
「アンカリング」
という行動科学です。
 
 
「最初に与えた情報が後の選択に影響する」
という人の行動メカニズムです。
 
 
これを
「ビジネスに応用」
できるでしょうか?
 
 
答えは
「イエス」
です。
 
 
むしろ
「お客様の行動を創り出す」
という点では非常に重要な要素です。
 
 
コミュニケーションにおいて
「最初に結論を述べよ」
と教わったことがあると思います。
 
 
その裏付けはこの行動科学にあります。
 
 
最初に出す情報は
「徹底的に練る」
ことをお勧めします。
 
 
トレーニングを積むことで十分に変化することができます。
 
 
今日はビジネス寓話シリーズ
「トム・ソーヤの冒険」
をお届けいたしました。

著者:
行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人